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【ライブレポート】GOTCHAROCKA 14th Anniversary day『宵咽』 -YOIMUSEBI- -2026.8.18(tue) 渋谷duo MUSIC EXCHANGE-

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8月18日、GOTCHAROCKA(ガチャロッカ)が結成14周年という大切な節目を迎えたこの日、東京・渋谷のduo MUSIC EXCHANGEでアニバーサリーライブが開催された。

今回、彼らが冠したライブタイトルは、『宵咽(よいむせび)』。 8月5日にリリースされたばかりのニューシングル『睡/劇』が各メディアで話題を呼ぶ中、満員の会場は開演前から期待感と熱気に包まれていた。

この記念すべき一夜を経て、彼らは8月29日(土)の埼玉・西川口Hearts公演を皮切りに、全国12公演を巡る結成14周年ツアー『Joker on the 14th Moon』へと走り出す。その旅路へとつながる『起点』となった、愛と熱狂に満ちた渋谷での一夜を詳細にレポートする。


極彩色のライトがステージを妖艶に照らし出すと、フロアを埋め尽くした「GR’s(ファンの愛称)」から温かい手拍子が湧き起こる。拍手に迎えられ、ステージに姿を現したのは十夜(Gt)、JUN(Gt)、そして樹威(Vo)の3人。それぞれが思い思いの個性を主張するきらびやかな衣装を身に纏い、その佇まいだけで観る者を楽しませてくれる。

記念すべき夜の幕開けを飾ったのは、本公演のタイトルにも引用されている『宵』。怪しくも美しい、印象的なメロディーが響き渡ると、冒頭から一気に彼らの世界観へと引き込まれ、樹威はステージで妖艶に歌い上げていく。 続く『沼』の重厚なイントロが鳴り響くやいなや、激しいヘッドバンギングでの応戦も見られ、会場中が圧倒的な疾走感に包まれる。中盤、GR’sが一体となって声を合わせるパートでは、メンバーと会場の声が重なり合い、熱気はさらに跳ね上がっていく。 勢いをそのままに、畳み掛けるように披露されたのは『ENDORPHIN』。樹威の「東京-!」という鋭い煽りもあり、ボルテージを極限まで高めたところで本編のファーストブロックが終了。暗転したステージに向け、会場中からメンバーを呼ぶ熱いコールが絶え間なく降り注いだ。

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樹威(Vo)

「もっともっと楽しんでいこうよ!いけますか!」という樹威の力強い呼びかけに続いて披露されたのは、8月5日にリリースされたばかりの最新シングルから『劇』。まさに『劇』というタイトルの通り、「幕開く」という印象的な歌いだしから始まるこの楽曲。脈打つビートに、重厚な質感と剥き出しの感情がのしかかる。そんな攻撃的なサウンドに合わせ、舞台はふたたび「睡/劇」を想起させる極彩色のライティングで彩られる。曲中ではJUNがマイクに向かって激しいシャウトを響かせてフロアを牽引し、ラストサビでは樹威が観客一人ひとりに熱く語りかけるように歌いながら天井を力強く指さし、未来への強い意志を示してみせた。

休むことなく、ハイトーンな歌い出しが耳を引く『MONARDA』へとなだれ込む。樹威とJUNがステージの中央で向き合い、お互いの音を共鳴させながら会場を盛り上げると、終盤の静寂パートの手前では、十夜も激しく頭を振り乱して会場をリード。最後は樹威の圧巻のハイトーンと激しい演奏が重なり、楽曲を締め括った。

激しさと爽やかさを併せ持つナンバー『0 MINUS 0』では、赤基調のステージでの激しいパートから、サビでは白基調の明るいライティングへと、ドラマチックに表情を変えていく。樹威はステージ中央で、艶やかにその声を響かせた。続く盛り上げ曲『The Ruler’s Play』では、十夜が会場に向かって「かかってこい」と言わんばかりのジェスチャーで挑発し、会場もそれに応えて全力で拳を突き上げる。曲の最後ではJUNが跳ね上がり、膝をたたいて会場を極限まで盛り上げて、前半戦を走り抜けた。

ステージが暗転し、幻想的なSEが会場を包み込むと、それまでの狂乱が嘘のように静かな空気へと一変。 JUNが奏でる美しいギターのイントロから始まったのは『Suddenly』。一音一音丁寧に紡がれる切ないメロディーと、樹威の伸びやかで透き通るようなボーカルが重なり合い、聴き入る我々の心に染み渡っていく。歌詞の言葉を大切に届けるように歌う樹威に、JUNと十夜のギターが美しく重なる、息を呑む瞬間であった。

そのまま暗転し、会場が美しい余韻と静けさに包まれる中、今度はアコースティックギターに持ち替えたJUNがイントロを響かせ、『Brilliant days』がスタート。曲の冒頭、樹威はステージの中央で、客席ではなくあえてメンバー側を向いて歌いかける。それはまるで、14年間共に歩んできたJUN、十夜へと語りかけているようであった。その後、立ち上がって客席に向かって歌い届ける姿は、GR’sの胸を強く打ち、最後は会場中から温かい拍手が送られた。

「皆さん楽しんでますかー!?」という樹威の問いかけに、観客が全力の歓声で応える。 「GOTCHAROCKAにとって大切な一日。俺たちとGR’sにとって、ひとつの起点、そんな大切な一日、8月18日に14周年を迎えることができました。14年、本当にみんなありがとう。言葉にならない想いを乗せながら今日もやっています」 と、MCで樹威が14年分の深い感謝を伝えると、会場は幸せな空気に満たされる。 「今日もみんなの笑顔をたくさん見にやってきたと言っても過言ではない。無理に笑顔とは言わないが、僕たちが必ず笑顔にさせるので、今日は最後までついてきてください。新曲やるよ、盛り上がってくれる?」。そんな温かくも力強い問いかけに続いて披露されたのは、最新シングルからもう一つのリード曲『睡』。妖しく艶めく歌とサウンドが怪異な魅力を放つ『睡』は、サイケデリックな印象を与える特徴的なギターから始まり、曲中も様々な展開を見せる。極彩色メインの華やかなステージ演出と、楽曲の多彩な展開と怪異さが見事に融合し、会場からは惜しみない拍手が送られた。

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JUN(Gt)

ここから再び、ライブは熱狂のギアを上げていく。静かな歌い出しから一転、激しくキャッチーなメロディーが爆発する『Baccarat』では、メンバー全員がステージ全体を使って、躍動。十夜とJUNのギタリスト2人がステージの最前まで躍り出てギターをかき鳴らすと、樹威の煽りも相まって、フロアのボルテージはもう一段階引き上げられた。

「おれたちは『GR』!」というお馴染みのコール&レスポンスが響き渡る。GRコールが続く中、樹威の「さぁ全力でいこうぜー!」という咆哮を合図に『Hydrag』へ。GR’sは激しいヘッドバンギングで盛り上げ、メンバーのテンションも最高潮に達する。JUNと十夜も上手、下手へとダイナミックに立ち位置を入れ替え、終盤にはステージ中央でJUNが圧巻のギターソロを炸裂させる。樹威も時に上手へと移動し、フロアを煽る。

会場との完璧な一体感を作り上げたのは『Wicked Div.1 – 極悪一課 -』。激しさ、美しさ、遊び心を併せ持ち、ハイトーンでメロディアスなサビが光るこの楽曲は、単なる暴れ曲にとどまらないGOTCHAROCKAならではのバリエーションの豊かさを見せつける。曲の終わりとともに暗転し、メンバーコールが巻き起こる中、SEが流れて会場が静まる。

そこから『穴』のイントロが始まる。メンバーもGR’sも頭上で手拍子を打ち、手を振り、会場全体が縦に揺れながら更に一体となっていく。演奏を終え、「今日は改めてお祝いしにきてくれて、本当にありがとうございました、ラストにこの曲を贈りたいと思います、聴いてください、Ash」という樹威のメッセージから、本編最後に贈られたのは『Ash』だった。至高のイントロに心を奪われる。切なさと力強さを併せ持つ美しいメロディーと、悲しみに寄り添い明日へ光を灯すエモーショナルな世界観が胸に突き刺さる名曲。会場全体が静かに聴き入り、最後は樹威の「どうもありがとう!」というシャウトで本編を締め括った。

メンバーがステージを後にすると、すぐに大きなアンコールの声が響き渡った。しばらくして、14th Anniversaryの白のTシャツに衣装を替えたメンバーが再登場。樹威は、Tシャツに描かれた3人の姿とその背景に多くの人々の支えがあったことに思いを馳せ、「心から本当にいつもありがとうございます」と改めて14年間の深い感謝を告げた。

アンコールの1曲目は、毎年この日のために無料配布されている周年記念曲にあたる『幾望』。重厚で美しいコーラスが会場に響き渡ると、GR’sは温かい手拍子で応え、会場は幸福な一体感に包まれる。大きな拍手から手拍子へ変わり、そこから一転、メンバー全員が舞台狭しと駆け巡る『恐想ロワイヤル』へ。JUNと樹威が下手へ、JUNと十夜が上手へとステージ上を激しく移動し、JUNがステージセンターでギターをかき鳴らす中、フロア全体が手を振って応え、終盤に差しかかっても、その熱気は衰える気配を見せない。

さらに『OUT OF SERVICE』の演奏が始まる。樹威が「やっちゃっていいよ」という歌詞で締め括る冒頭のパートをしっとりと歌い上げた後、「俺たちはやるよー!しっかりついてこいよー!」とシャウト、そこから激しい演奏に切り替わる。ギターソロのパートでは、JUNと十夜がセンターに並び立ち、息を呑むツインギターの共演を披露した。

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十夜(Gt)

そして、この日最後のナンバーを前に、樹威が叫ぶ。「もっと愛してよ、お前らの愛をくれよ!」、投下されたのはキラーナンバー『撃愛』だ。イントロから樹威と十夜が艶やかに絡み合い、ギターソロではJUNと十夜がセンターへ。ラスト前のサビでは樹威が圧倒的な歌唱力でアカペラを響かせ、GR’sの熱いレスポンスを引き出す。ラストサビでは会場全体が一つになり、これ以上ない最高の一体感の中でライブはフィナーレを迎えた。

演奏終了後、樹威は「今日は楽しかったです。これから全国ツアーもはじまる。GOTCHAROCKAの夏が始まったなと改めて思いました。一本一本楽しくやろう。今日は最高のステージだった。ありがとう!」と言葉を残し、十夜も会場に笑顔で手を振り、感謝を示したうえで、静かにステージを去る。JUNは、ステージを去っていくメンバー全員にハイタッチ、そしてGR’sとはエアーでハイタッチを交わし、「みんなありがとうございました!」と熱く感謝を伝える。更に14周年を迎えたことと14歳(中学2年生)を掛け、「反抗期GOTCHAROCKAです、中2になりました。反抗期って素直すぎるから、言いたいことが言えない。今のGOTCHAROCKAはそんな感じらしいけど、みんながいるからこうやってライブのステージでは素直にやれると思う、ありがとう!」と、お茶目で彼らしいメッセージを展開。さらに「いろいろ大変なこともあるでしょう!大変なことがあったほうがメンバーがいてくれてよかったと俺は何度も思ってきました。みんなに対しても同じ風に思っています、ありがとう。また明日からもよろしく!」と、固い絆とGR’sへの愛情を素直な言葉で語り、会場を温かい笑顔で満たして幕を閉じた。

今回の14周年記念公演『宵咽』は、ただの記念日に留まらず、彼らの終わらない進化と、14年間で培った「素直な」絆をまざまざと証明する一夜となった。新シングル『睡/劇』という強力な武器を手に、反抗期を迎え(?)、それでもどこまでも素直に音楽と向き合い続ける彼らの「進化」と「挑戦」を私たちは絶対に見逃してはならない。8月29日(土)から始まる、結成14周年ツアー『Joker on the 14th Moon』にもぜひ足を運んでほしい。


Writer:紫浦 央 Photographer : Sana harukawa

<セットリスト>

  1. ENDORPHIN
  2. MONARDA
  3. 0 MINUS 0
  4. The Ruler’ s Play
  5. Suddenly
  6. Brilliant days
  7. Baccarat
  8. Hydrag
  9. Wicked Div.1 – 極悪一課 –
  10. Ash

En1

  1. 幾望
  2. 恐想ロワイヤル
  3. OUT OF SERVICE
  4. 撃愛

<LIVE>
14TH ANNIVERSARY TOUR 『Joker on the 14th Moon』
14th Anniversary dayを経て、2026年8月29日(土)西川口Heartsを皮切りに、14th anniversary tour『Joker on the 14th Moon』を開催。全国各地を巡り、10月10日(土)BLAZE GOTANDAにてツアーファイナルを迎える。

8/29(土) 埼玉・西川口Hearts
8/30(日) 埼玉・西川口Hearts
9/5(土) 宮城・仙台ROCKATERIA
9/6(日) 福島・郡山Hip Shot Japan
9/12(土) 静岡・静岡Sunash
9/13(日) 愛知・名古屋SPADE BOX
9/19(土) 大阪・OSAKA RUIDO
9/20(日) 兵庫・神戸VARIT.
9/22(火・祝) 岡山・岡山IMAGE
9/23(水・祝) 広島・広島SECOND CRUTCH
9/26(土) 福岡・福岡DRUM SON
10/10(土) 東京・BLAZE GOTANDA[FINAL]