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【ライブレポート】defspiral tour 2026 “PARALLAX” -2026.10.25(Sun) 高田馬場CLUB PHASE-

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defspiral tour 2026 “PARALLAX”、その集大成となったファイナル公演が10月25日 高田馬場CLUB PHASEにて開催された。10月11日から始まった僅か5本という短いツアーながらも、一瞬一瞬を花火のように鮮やかに彩った情熱的な一月となった。「ULYSSES」、「QUALIA」と続く2枚のアルバムを軸にしながら、新譜を2曲引っ提げ、それら全てが融合し化学反応を起こした今回のツアー。「ツアー中だと気づかないうちに終わってしまうというのも、短いツアーながらの楽しみ」だとTAKAも語っていたように、疾走感溢れるライブはコンセプチュアルなアルバムツアーとはまた違う、本能的ともいえる開放感に包まれていた。
超満員の会場でFREAKS(ファンの愛称)と共に駆け抜けた刺激的な一夜を余すことなくお届けする。


会場は超満員。漆黒のステージに光が降り、色鮮やかに染まるステージに現れた4人を誰もが手拍子と歓声で迎え入れる。FREAKSと視線を交わし互いの存在を確かめ合ったのも束の間、その喜びに満ちた表情から一転し、始まりを告げるTAKAのシャウトと共に会場を切り裂く鋭利なサウンド『VIVA LA VIDA』からライブは幕を開けた。爆発的なエネルギーに鼓動が熱く燃え、衝動のままに誰もが手を伸ばす。RYOとMASATOも一歩前に進みでて、その奥から和樹のドラムサウンドが背中を押す。4人の音が一瞬で会場を支配していった。

「ようこそー!最高のファイナルにしようぜ!」TAKAの掛け声と共にRYOのベースサウンドが空へと導く『BLACK BIRD』に繋がる。ツアーを通じて一体感を増し続けてきたフロアからのコールも高らかに響く中、艶やかなギターサウンドが闇を裂くように駆け抜ける。
TAKAの歌声も伸びやかに、熱を宿した目を見開きフロアを圧倒していく。

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TAKA(Vo.)

そして、逆光に照らされ4人のシルエットが浮かび『THE CALL』へ。サウンドに導かれ誰もがジャンプし、拳を突き上げる。赤と黒のコントラスト激しい闇に染まる会場。新たにアレンジを加え進化し続ける彼らの音楽は、ファイナルで一気に熱を加速させていく。これまで以上に気迫を増すステージで、MASATOも両手を挙げて煽り、奏でる音色だけじゃなく全身で、感情のままにライブを作っていく。
会場を包み込む手拍子に重低音で応え、TAKAは「叫べ、衝動のまま」と歌いながらFREAKSを導いていく。

そして、続いて披露されるのは新曲『ELECTRIC NIGHTMARE』。雷雨のような重低音が会場に打ち付ける。
生まれたばかりの新曲は短期間で何度も色を変え、ツアーを彩ってきた。これまでの2つのアルバムが描いてきたものとは全く異なる、しかしdefspiralらしさが全面に溢れた鋭いロックサウンドが鳴り響く。
ギターソロは艶やかに舞い、TAKAの繊細な歌声は幻想的に揺れる。切り裂く閃光、激しいドラムが駆け抜け、4人で目を合わせながら、眩い音色を弾けさせていった。
閃光が駆け抜け、静寂が会場を包むと、厳かな青い闇の中に浮かぶ歌声と共に『ULYSSES』が始まる。響く音色は鼓動のように体を巡り、祈るように強く刻む歌声に聞き惚れていく。幻想的に揺れる光に誰もが手を伸ばし、息を呑むほど美しく重厚なサウンドに身を委ねていった。

そして、闇へと誘う『ARCANA』へ。TAKAは手探りで闇をかき分けるように、指先まで神経を集中させ全身で歌を響かせる。MASATO、RYO、和樹のアンサンブルは語り手に重ね、さらに深く景色を彩っていく。
続く『雨のLullaby』でも印象的なベースリフから、妖艶さと切なさを匂わせ降りしきるサウンドが会場を魅了していく。TAKAの歌声は震え、対照的に和樹は頭を振り乱し、全身で響かせる。交差し、複雑に混ざり合う4人の音の雨に濡れ、心に染み渡る。その儚くも鮮麗な景色に大きな拍手が送られた。

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MASATO(Gt.)

静寂に響くドラムカウントから、歪むサウンドが大気を震わすと、ステージは妖しく赤く光りだす。もう一つの新曲『ABYSS』が始まる。憂いを帯びたメロディーが誘う漆黒。揺らめく赤は遠ざかる光のように、眩しくもどこか儚く揺れる。その悲痛とも言える歌声に誰もが聞き惚れ、その輪郭にそっと触れる。掴む微かな光が、照らす景色は美しく、鮮やかな音色が会場を魅了していった。

TAKA「ようこそ!東京!今日思いっきり心から楽しんでいきましょう、燃え尽きていきましょう!騒いでいこう!!」

情熱的なMCから弾けさせるのは『FLASH』。華やかなドラムから軽やかなギターサウンドと、花火のようにステージは輝く。TAKAも艶やかなハイトーンを震わせ、さらに華を添えていく。噛みつくような荒々しさと包み込むような繊細さが重なり、高揚させながらも見逃せないテクニックで目と耳を奪っていく。そして、間髪入れずに『PARAÍSO』と、軽快で情熱的なサウンドがさらにボルテージを高めていく。誰もが興奮を抑えきれずに、体を揺らし手を叩く。ドラムサウンドは太陽のように輝き、熱く会場を照らしだす。サビでは一層鮮やかに誰もが思いのままに踊りだす。メンバーの表情もいつも以上に笑顔を弾けさせ、その喜びが伝わってきた。
その勢いのまま「踊ろうぜFREAKS!」とTAKAの掛け声に合わせて続くのは『SPIN THE UNIVERSE -Ai No Wakusei-』。月夜に照らされたような妖艶でアップテンポなダンスナンバーが会場を満たす。誰もが手を伸ばし体を揺らし、MASATOもステージ前方に進み出て、軽やかに音を散らす。宇宙遊泳のように心は軽く、どこまでも飛んで行けそうな程に誰もがこの場で感じられる自由を謳歌していた。

一転して闇が会場を包む中、ギターサウンドが銀色の風となって空を舞う『月の荒野』へと移り変わると、力強く踏みしめるような歌声にベースサウンドが遠く鳴り響き、ドラムサウンドが駆け抜ける。広大な音の世界に心まで浸り、多幸感が満ちあふれていく。
しかし、このライブはやはり高ぶる熱を押さえられずにいた。
TAKAは「あっという間のファイナルを迎えましたが、明日からのことは考えず、燃え尽きていこうと思います!行こうぜ東京!準備は良いか!響かしていこう、揺らしていこう!」といつも以上に熱狂的に声を求めると、響き渡るコールアンドレスポンス。本ツアーで何度も求めてきた声だが、まだ足りないというように、TAKAは「腹から声出せ!」とマイクを通さず一層強く煽る。

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RYO(Ba.)


そして、このツアーで一番大きなコーラスと共に始まった『Nyx Dance Hall』。ビビッドに染まる会場で、RYOも前に出て重低音を響かす。TAKAの妖艶な歌声が揺れ、サビでは爆発するような熱狂と共に音が跳ね上がる。誰もが手を伸ばし飛び上がり、今この瞬間の熱に身を任せ踊り出す。メンバーの視線はそれでもまだ狂乱を求めるように光り、響かせる音色も一層激しく、心を打ち抜くように鋭利になっていく。その思いに誰もが応え、共に高め合う情熱的なステージとなっていった。

熱狂は続き、『PULSE』ではイントロからRYOが前に出て響かす重低音に、会場からコールが湧き上がる。
メンバーも立ち位置を入れ替わり、赤く染まるステージにまた違った4人の影を浮かび上がらせる。楽器を掲げ、燃えさかる熱を見せつけ、これがライブだと言わんばかりの熱量が溢れ出す。その勢いのまま『SERENADE』へと、思いを繋ぐ。雷鳴のような激しい重低音が駆け抜け、疾走感あるヘヴィな音が体を突き抜ける。会場一体となったヘドバンが風を巻き起こし会場を揺らす。あふれ出る思いのままに、全身で音を響かせ、その生き様を見せつける。
そして、最後に送るのは、過去と未来を繋ぐ『CHRONO TRAVELER』。

TAKAの「Let’s GO!」のひと声で視界が開けるようにステージは輝きに包まれる。響き渡るコールと共に、誰もが手を伸ばし、共に今の時代を生きている喜びをぶつけ合う。ツアーの終わりを飾るのではなく、これから先の未来を予感させる希望に満ちた約束の様に送られた。感動と高揚に包まれ、そしてこれからも共に音を奏でる喜びを胸に駆け抜けていった。

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和樹(Dr.)

しかし、これだけの熱狂をもってしてもFREAKSの熱は冷めやらない。
アンコールに応え再びステージ上に現れた4人は、喜びと共に感謝を送る。

TAKA「アンコールありがとうございます。今回のツアーも早い、すぐ終わると言ってきて、いつも以上に短いけど、充実したツアーでした。気がついたら終わっていたと言っていたように、あと少しで終わると思うと感慨深い。燃え尽きていきましょう。」

RYO「10代の時からライブが大好きで、ずっとやってきた。音源があると次のライブに繋がるということを実感できたツアーでした。自信を持ってお送りする新しいdefspiral。次も期待していてください」

和樹「どの会場も素敵で最高のライブが出来ました!良い音源が出来たのでたくさん聴いてください!アンコール楽しんでいきましょう!」

MASATO「いい顔してますね!どの会場も楽しくてあっという間でした。今回もあっという間でしたが一瞬一瞬を楽しんでいこうと思います!」

と、それぞれ思いを綴ると、最後に再びTAKAから「短いからこそツアーの儚さを感じます。初日から新曲を披露して作品を作ることができました。ツアーがあって今回の形になって、皆で作った音源になりました。春にアルバム「QUALIA」を作って、今回のツアーに向けて曲を作って、原点に戻りながら高みにいけた。これからのdefspiralを楽しみにしてください」と、思いが送られた。
そしてアンコールは「踊っていこうぜ!自由に行こう!」とTAKAの煽りに合わせ、イントロから歓声の上がった『MASQUERADE』から。鮮やかなビビッドカラーに染まるステージでメンバーも軽やかに体を揺らし音を奏で、誰もが自由に体を揺らし酔いしれる。止まない熱狂のままに、歓声が会場を包んでいく。さらに続く『RESISTANCE』で、RYOは前に出て重低音を響かせる。ガラスを突き破るような破壊力を持った激しいサウンドが響き渡る。その音に身を委ね、誰もが激しく拳を突き上げる。感情のままに、最後まで噛み締めるように声を重ねていった。

「ありがとう!これまで何度叫んできたか分かりませんが嬉しい気持ちです。Thank you FREAKS!どの瞬間もかけがえのない時間でした。これからも楽しい時間を重ねて行きましょう。TAKAからのお願いです。」
そんな願いを込めて届けるのは、大切な人を想い、想われていることを綴った永遠の愛を歌う『FLY INTO DAWN』、そして巡り会えた奇跡に送る『銀河航路』へと思いを重ねていく。
一層眩しく華やかな光が会場を照らし、暖かな音色が会場を包む。幻想的とも言える景色に誰もが真っ直ぐ手を伸ばす。メンバーもFREAKSに視線を送り、最後の時間を分かち合う。輝かしい銀河のように深く雄大な音色が心の奥深くまで染みこんでいった。

「巡り会えて本当によかった。ありがとう、これからもよろしく!」と、TAKAが言葉を送りステージから去っても、この時間を終わらせたくないという思いが募る声が会場を埋め尽くす。
その熱に呼ばれ、彼らは三度ステージに現れると、ライブの始まり以上に高らかに『AURORA』をかき鳴らす。
4人の衝動が巻き起こす熱狂的なサウンドに、誰もが負けじと拳を掲げる。突き抜けるクリアなギターソロ、からTAKAの歌声もさらに強さを増していく。しかし、それでもまだ暴れたりず、TAKAは「そんなもんか!まだ帰りたくねえよ!」と叫び、『LOTUS』へ。まだまだ暴れ足りない様子で、会場後方まで全力で飛び跳ね、喜び熱狂する。その光景にメンバーも勢いを増し、さらに激しく高らかにこの日一番の音を響かせる。
誰もが笑顔を咲かせ、今を生きる喜びを感じ合う。情熱のまま、衝動のまま音を奏で、特別な夜を彩り、熱を帯びたまま幕を降ろした。

この日何度も送られた「最高のツアー」という言葉が、彼らの喜びを物語っていた。しかし、このツアーはまだ序章と言いたげなくらい、彼らの目線は遙か未来を見据えていた。一瞬一瞬は儚く消えてしまうライブでも、この日交わした約束、そして感じた喜びは忘れることなく胸に宿り続け、共に描く未来を明るく照らしてくれる。これから先も挑み続けるdefspiralと、共に重ねる時間をぜひ体感してもらいたい。

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Writer:藤村 栞里 Photographer:Aki

<セットリスト>

  1. VIVA LA VIDA
  2. BLACK BIRD
  3. THE CALL
  4. ELECTRIC NIGHTMARE
  5. ULYSSES
  6. ARCANA
  7. 雨のLullaby
  8. ABYSS
  9. FLASH
  10. PARAÍSO
  11. SPIN THE UNIVERSE -Ai no Wakusei-
  12. 月の荒野
  13. Nyx Dance Hall
  14. PULSE
  15. SERENADE
  16. CHRONO TRAVELER

En1

  1. MASQUERADE
  2. RESISTANCE
  3. FLY INTO DAWN
  4. 銀河航路

En2

  1. AURORA
  2. LOTUS

<関連リンク>
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