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2024.04.11

【本誌連動】NoGoDスペシャルインタビュー

「進化していく瞬間を見てほしい」

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今回は、RARE MATERIALツアー初日(2月11日)を終えた直後のNoGoDの皆さんに今回のツアーとそれに続くワンマンツアー2024、そして新音源についてなど、多くを語ってもらった。
今回のインタビューでは、活動19年を迎えたNoGoDを掘り下げていく。


団長:昔からたまに単発でやっていたイベントを久しぶりに引っ張り出してきたんですけれども、名前の通り、ライブでやることが少ない楽曲をメインで聴いてもらうという。もうちょっと練習しておけばよかったなって思いますね(笑)。
でも、ここ3人(団長、Shinno 、K)は長年やってきた曲なので、あんまり言い訳しちゃいけないんですけど…。

:してねーよ(笑)。

団長:でもhibiki、Koheiは本当に大変だったろうなと思います。

:よくやってくれたよ、本当にありがとうございます。

Kohei:新曲でしたね、全部(笑)。新鮮でした。

:この前、NoGoDの曲数数えたら180曲以上ありましたね。

hibiki:僕は割とやってた側だったんですけど9割ぐらい…160曲はやってますね。

団長:あれ、Koheiで何曲やってるんだっけ?

Kohei:僕、プレイリストあるんですけど、90曲超えました。

団長:もう!?あれ?俺より多いよ、それ(笑)。

Kohei:どういうことですか(笑)、オリジナルメンバーじゃないですか?(笑)。

団長:でも、この5人になってまだ1年半ぐらいなので、出せていない曲も多いんですが、今の5人で演奏するとやっぱり見え方が変わって、曲の理解度も増すし、それぞれの曲の可能性も見出せるというか…。今日(2月11日)演奏してみて、今後もレギュラーでやりたいなっていう曲も見つけられたし。特に今回は発見のある初日でしたね。

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団長(Vo.)

団長:10年以上前の曲とか、まだ信者の皆さんの中でちゃんと持っていてもらえてるんだなっていうことを確認できたので、やっぱり嬉しかったですよね。

:ちゃんと生きていてくれてたね、嬉しい。

団長:僕らは激しい曲をやるバンドなんで、そうじゃない曲って信者のみんなが楽しんでくれているのかな?って思っちゃったりすることもあるけど、『導(しるべ)』とか『walk』とか、ああいうちょっとポップな曲でも皆さんが喜んでくれていたのでよかったですね。あと、こういう企画をやると昔の曲、それこそ19年前の結成当初の曲とかも全然やれるんだって、皆さんに聴いてもらっても全然恥ずかしくないなというか…。バンドによってはその時々で大きく方向転換されるバンドも多いと思うんですけど、我々は基本的に音楽に関しては一貫して〝歌もの〟で、〝メッセージソング〟というのを貫いてきたので。この歳になってもまだその部分はブレていませんね。

:今までにもRARE MATERIALっていうのはあったんですけど、今回はちょっと違う角度のレアなものがいいなと思って。今の5人になってやっていない曲っていうのがいっぱいあって、どれを出してもレアになってしまうし、明るい曲調だから「ライト」みたいな理由だとなんかちょっと薄いなって思うんです。なので、例えば「ライト」だったら、”明るみに出ている”という捉え方をして、今日(2月11日公演)やったのは全部MVになっている曲なんですよね。

:何回も言ったよ(笑)。

Shinno:これちょっと面白い部分で、「ライト」の捉え方って色々あっていいと思うんですよね。だから団長から見る「ライト」の捉え方と、Kから見る「ライト」の捉え方っていうのは違ってもいいと思いますね。

団長:そうですね。でも俺の中では完全に音の捉え方だったんですけどね(笑)。表に出てるっていう意味の「ライト」だったんですね!明日(2月12日公演)そう言うわ(笑)。

Shinno:人それぞれね、見てくれている方々で捉え方は違うと思うけれど、一応テーマとしてはそういう形で選曲していますね。

:逆に団長が思っていたみたいに、それぞれの感覚で認識してもらえたら、それはそれで嬉しいですけどね。

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Shinno(Gt.)

Shinno:裏切っていこうかなっていうね。

:どうしても激しいものをメインでやっているので、そういう考え方で決めてしまうとちょっと不安になっちゃいそうだなって言うのもあって。

団長:ライブとして破綻することはないですけど、信者たちがNoGoDのライブに求めているものの重要な部分が削がれすぎても良くないですからね。

団長:申し訳ないことに、メンバーにライブで「こういうノリがあるんだ」ってあまり言わないんですよ。恥ずかしくて…(笑)。リハーサルで「こういう動きするんだよ」って言ったとして、「それやってみてくださいよ」って言われたら恥ずかしくて(笑)。
だからライブで「あっ、こんなノリなんだ」って…今日も思ったでしょ?(笑)。

Kohei:思いましたね。だからライブをやっていて、信者たちを見ていると新鮮な気持ちになるというか。「ここでこういう動きするんだ」とか結構発見がありますね。それに僕もノってきて、相乗効果じゃないですけど、面白いライブになっていくっていうイメージがあります。

:僕たちが通った道ね(笑)。

団長:そうだね、通ってもらってね。本当に申し訳ないなって思ってて。前情報一切なしで曲をやってもらってるからね…。

Kohei:なので、気を取られる瞬間はありますよね(笑)。でもそれもライブならではだし、楽しいですよ。

:今回テーマが分かれてはいるんですけど、その中でも共通してやっていることはあって、「ライト」も「ダーク」も一貫してNoGoDというのをちゃんと表現できたらと考えています。

団長:俺はとにかく歌詞を失敗しないように(笑)。

団長:そうですね…もう見ないようにしてます(笑)。今日はダメだって思ったらずっと上を見て…。もう堂々としてます(笑)。色々なパターンのかわし方がありますし。
でもやっぱり、この5人になって新しく合わせる曲が楽しくて仕方ないです。いつもだとどうしてもアルバムツアーだったり、音源出してのツアーが多いので、5人で作った音をやることも多くなってきたんですけど、改めて昔の曲をこの5人でやると、新鮮な気持ちになるというか。hibikiも結構細かくアレンジ変えたりしていますし。

hibiki:弾いてる人は違うので、勝手に変わっちゃうんですよね。

団長:Koheiにも基本的にコードさえ合っていれば好きにやってくれと言ってありますが、いい具合に判断してくれているので、化け方が面白いです。この後名古屋、大阪もあるので、そこの変わり方も非常に楽しみです。
信者の皆さんもそうなんでしょうけど、俺らも楽しみで、ワクワクやドキドキ感は一緒に共有できるツアーになると思いますね。

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hibiki(Ba.)

団長:ありますね!あと、途中からヴィジュアル系のノリっていうものにアレルギーというか、よくわからなくなっていた時期があって…。多分、KoheiやhibikiもNoGoDに携わるようになってから「こんなノリ方するんだ」「こういう見方なんだ」って思ったことがあると思うんですよ。

Kohei・hibiki:ありますね。

団長:そのヴィジュアル系特有のノリみたいなものに縛られるのに違和感を持っていた時期があったんです。この曲ではこういうノリをしなきゃいけない…みたいなことでNoGoDのライブ行きたくないなって思われるんじゃないかって。なるべくみんなが楽しめるノリ方でやれたらいいなって考えていたんです。ちょっと意固地になっていた時期があったんですけど、もう2、3周回って拳を上げたい方は拳を上げる、ヘドバンしたい人はする、どんなノリ方をしても良くて、信者同士で「この曲の時はこういうノリで」っていうのはやめてもらって。その代わり、みんなで同じことをしてほしい時は俺が言うようにしています。「歌えるかー!」とか。それもあくまで僕らからの提示であって、「それをしたら楽しいんじゃないですか」っていうぐらいで、それ以外のところはまぁ好きにやってくださいって感じに落ち着きましたね。

団長:基本的にあまりないと思いますが、同時に…っていうのが多いですかね。

:団長がちょっと動いたら、「あぁ、こういう感じね」みたいなものはありますね。

Shinno:僕らから「こうやるのどうですか」みたいな感じで伝えて、出来上がっていく曲もあったりするので、そういうのって面白い実験みたいですよね。

団長:メタル出身の人間だと、海外みたいにぐちゃぐちゃっとしたノリ、モッシュのイメージがあったんですけど、ヴィジュアル系にはヴィジュアル系の楽しみ方があるということがやっと自分も理解できましたね。

団長:あるっぽいですね、不安ですね(笑)。

Shinno:そんな団長が見られるレアな機会です(笑)。
「ライト」と「ダーク」という区分に限らず、その会場でしか演奏しない曲はありますね。

団長:今日(2月11日)のMCでも話しましたけど、僕らのバンドは一切同期がないので、どんなことがあっても臨機応変に対応できます。基本的に全部雰囲気でやってるので、アドリブも多いですし、無茶振りしたり、されたりも多いし。基本的には何があってもなんとかするのがモットーです(笑)。

Shinno:一緒に声を出すようにはしていますね。やっぱり同じことをすることによって皆さんと同調できるじゃないですか。だから信者の皆さんに負けないぐらいの気持ちで声を出していますね。

:やっぱりドラムって動けないので、視線でしか動けないんですけど、信者の皆さんと目が合った時は絶対に離さないです。相手が笑うまでずっと(笑)。

hibiki:できるだけ笑って帰ってもらいたいなっていうのは思っていますね。だから演奏やステージングはちゃんとやりつつ、しゃべりで爪痕を残せればいいですね。

団長:hibikiと出会って結構長いんですけど、本当に真面目にメタルバンドをずっとやってきた人なので、なんか意外なんですよね(笑)。そういうのをすごく嫌うんじゃないかなって思ってたんですけど、1番フレキシブルなんですよね。

Kohei:信者の皆さんたちって熱いハートを持っている方が多くて、大きく声を出してくれる方もいれば、動きがアグレッシブな方もいるので、その熱量に負けないようにというか、ライブのその瞬間に相乗効果が高まっていくように、「こっちも負けねーぞ」みたいな熱量を出してやっています。パフォーマンスとは違いますけど、気持ちの入れ方を大切にしてます。

:この1年でステージングがギターヒーローになったよね。

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K(Dr.)

団長:単純かもしれないですけど、”いいバンドでしょ”ってことを伝えたいですね。NoGoDっていう名前だけは知っててもらえていたり、俺のイメージだったりが先行して、「こういうバンドだったんだ」とか「歌っているところ初めて見た」とか、いまだに言われるんですよ。バンドとして限りなくいいっていうことは19年間ずっと思っていて、それがやっと人々に伝わり出したので、この先のツアーも来年の20周年もありますので、再度言いますけど、〝いいバンドでしょ〟ということを知ってもらいたいですね。1回ライブを見たお客さんが、次あったら、スケジュールが合えば無理のない範囲でもう1回見たいって思ってもらえたら嬉しい。1年に1回でもいいですし、地元に来たら行くぐらいでも十分。俺はそれってすごいことだと思うんです。ただずっと、長くライブに通いたいと思わせられるバンドでいたいですし、それがやっと19年目にして出来つつあるなっていう実感があるので、その思いをツアーで伝えていきたいです。

団長:いいライブ、いいエンターテインメントをします。NoGoDらしさと言いますか、その存在感や特殊性はhibikiとKoheiのおかげもそうですし、続けてくれているShinnoとKのおかげもあって、だいぶ固まってきていて、今が1番強く、脂が乗っていると思います。しかもライブを重ねれば重ねるほどより乗っていくと思うので、我々を常に見続けてほしいなと、進化していく瞬間を見てほしいと思います。
新しい音源も持っていくつもりなので、それも含めて楽しみにしていただければ。

団長:このインタビュー(2月11日段階)時は絶賛制作中ですね。4号目くらいですかね。
内容としては、全員1曲、今やりたい曲を書こうぜ、と。作品としては、フルアルバムほどのボリュームではないですけど、オムニバス感もありつつ。

Shinno:込めた思いはすごく強いです。一人ひとりの感情をパッケージしているものなので。

団長:今まで出せなかった新しいカラーは出せるのかなと思いますし、濃い楽曲が出せるのではないかなと考えてます。
俺らって技術面でも難しいことや面倒くさいことを平気でやるっていうか。ただ難しいことができる俺らすごいでしょではなくて、〝難しい曲でも楽しいでしょ〟っていうエンタメにしたいんです。NoGoDと信者でしかできないこと、ノリなどもちりばめて…次のツアーでお披露目していけたらいいなと考えてます。

:それを考えると、信者の皆さんもすごいよね。それについていってるってことだからね。

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Iyoda Kohei(Gt. / support)

団長:売れたいです(笑)、強く(笑)。

一同:(爆笑)。

団長:周年だからといって、若い時ほど大きなハコでやりたいとかっていうわけでもないんですよ。それよりもちゃんといいライブをしたいです。小さい会場、大きい会場、それぞれの熱量がありますし、俺はその全てが好きです。なので、1本1本のライブの密度を大事にして、20周年はNoGoDの今までの活動の中で1番濃いライブをする1年にしたいですね。

Shinno:団長が言った通り、密度が濃いというか、20年前に見た方もここ1年で知ったという方も合わせて楽しめるライブにできたらと思います。

:20年やってきているけど、最初も今も変わらないよっていうのが出せたらいいなと。昔からNoGoD知っていて、乗っかってきてくれる人に対してもずっと一緒だなって、新しい方には刺激を与えられたらと思います。

hibiki:実は今年の9月でサポート期間も含めると丸5年になるんですね。新入りっぽいですけど意外と長くいるんですよ(笑)。これからも末長く…僕にとっては通過点ですよ、20周年というのは。

団長:そうだよね。

Kohei:20周年の年になると、僕がサポートで入って2年半ぐらいになるのかな。そういう20周年っていう歴史にちょっと噛みついていきたいですね。自分がNoGoDをやっていることに意味があるというか、来年もこれからも、ちょっとでも爪痕を残せていけたらいいなって思います。音楽的にもステージング的にも全部ひっくるめてっていうのを目標に。

団長:今までが悪かったわけでもなく、今までも楽しかったんですが、今が1番NoGoDできてるなって思います。
1番納得のいく形でやれているのは本当に皆さんのおかげだなとつくづく思いますね。
欲を言えば、まだやりたいことがありますね。今までの長い人生で30県ぐらいしか行けてなくて、47都道府県でライブしたいですね。あとは野外ライブをしたことがないので、それもやってみたいなと。
色々やりたいことはありますけど、それは別に20周年じゃなくてもできるので。一応20周年って名前だけは派手じゃないですか。それを使って色々な方にNoGoDの密度の濃いライブを届けていけたらいいですね。


 Writer:廣瀬 大輔 / Photographer :大塚 秀美

【LIVE SCHEDULE】
NoGoD ONE MAN TOUR-2024-【omnibus】
4/14(日) 渋谷SPACE ODD
4/21(日) 浦和ナルシス
4/27(土) 豊橋club KNOT
4/28(日) 名古屋ell.SIZE
5/12(日) 札幌BESSIE HALL
5/18(土) 岡山CRAZYMAMA 2nd ROOM
5/19(日) 広島Reed
5/20(月) 天神INSA
5/24(金)心斎橋CLAPPER
5/25(土) 神戸VARIT.
5/26(日) 滋賀U☆STONE
6/2(日) 高田馬場CLUB PHASE

<関連リンク>
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