2024.07.04
【本誌連動】夕霧(DaizyStripper)×高橋尽(HERO)×ぶう(えんそく) 無限あいこツアー開催記念 ボーカル3すくみ対談 完全版
──最初から聞くとあれなんで。コンセプトのところで、今回お名前を考えられたのはぶうさんということで。そこにかける思いを…来られてすぐですが。
ぶう いいえ、とんでもないです。もうすっかり始まってるっていう感じですよね。
同期ぐらいの、なんとなく同じ世代のバンドの3マンだったんで。僕らって割とDaizyさんとかHEROさんと比べると売れてなかった。売れてなかったというか、俺たちより早く売れてた2組だったんで。
同世代でありながら2組とも先輩っていう感じがするんですよ、僕は。実は内心。最初会う時はなんとなく気が引けてたっていうか、あんまり同世代感はなく。でも会ってみるとやっぱり同じ時代を、バンドやりながら生きてきた一体感というか、すごく気が合うっていうか。この人たちがバンド続けててくれたおかげで今出会えて、今同じ時代に一緒にやれてるのすごい楽しくて嬉しいなっていう気持ち。
なので、このツアーが決まった時も、この先もお互い長く続いてこう、ずっとあいこだとずっと遊んでられるじゃないですけど、どこかがぶち抜けて勝って、どこがぶち抜けて負けて、負けたバンドはやめていってみたいな、 そういう3マンツアー、2マンツアーって結構業界で見てきたんで。結果としてあそこがすごい得したけど、もう片っぽは潰れていっちゃったよね、みたいなことでなく、この長寿の3バンドだからこそ、 この先もお互いをお互いの道でマイペースに行きつつ、またこうしてずっと対バンしたり続けてられたらいいな、みたいな感じです。
高橋 尽 やっぱマイペースだから今日は遅刻なされた感じ?
一同 (笑)。
ぶう いやぁ、たかじんさん。申し訳ないです。それはもう、ほんとにね(笑)。
もう今回のスリーマンツアーはもう開幕土下座で始まりますからね、僕。
一同 (爆笑)。
──来られる前にお2人からえんそくはもうすごいって話を聞きまして。えんそくから見たDaizyStripperとHEROはどうでしょうか。
ぶう まず、両方とも絶対仲良くできないだろうなと思ってたんですよ。
HEROは、どうせ僕らなんてちょっと陰キャな性質のバンドなんで、クラスのチャラチャラした中心グループみたいなワイワイ感があって、いけすかない奴らなんだろうなって思ってたんです。
でも、2マンしてみたら、それはその通りのイメージだったんですけど(笑)。 ものすごいバカだ。みんなもんのすごいバカで、すごい楽しい奴らだった。教室の中のグループは違うけど、会ってみたらめっちゃ意気投合して盛り上がったみたいな感じで。とにかく、たかじんはタイプが似てると思ってるんですよ。ボーカルとしての。
高橋 尽 うんうん、確かにそれは思う。
ぶう アウェイの方が輝くみたいな。
夕霧 そうだねえ。
ぶう 遅刻のとこじゃないよ。俺はじんさんみたいな不真面目じゃないよ。いや、遅刻しといてこんなこと言うのもなんですけどね(笑)。
一同 (爆笑)。
ぶう リハもちゃんとやりますし。 でもなんか同じタイプだと思ってて、巻き込み型でアウェイの方が真価を発揮するというか。
結構そういうとこ負けらんねえなみたいなライバル心みたいのもありますね。Daizyさんは、本当になんとなく先輩みたいなイメージでいたんですよ、ずっと。
夕霧 あれ、えんそくさんって何年でしたっけ。
ぶう うちら18年目ですね。
夕霧 本当は1年そっちの方が早いんだ。
ぶう そうなんですよ。えんそくの方が実は長いっていう。 で、なんとなく皆さん年上なのかなと思ってたら、会ってみたらバンド同士、同世代感というか。最初はもっとツンとした感じだと思ってたんです。俺たち真面目にロックやってるし、えんそくみたいなわけわかんないバンドと 同列にされてもね、みたいな感じだと思ってたんです。勝手に。だいたいそういう陰キャってネガティブなとこから入るんですよ(笑)。
でも、夕霧さんはすげえ変なやつだし。
夕霧 (笑)。
ぶう 最初の楽屋でおっかないぐらいガツガツ来てくれて嬉しかった。そういうのコロっといっちゃうんですよね。ゲームの話とかしてくれたり、距離の詰め方うまいっていうか。ステージとかでも一緒に歌ってもすごくあったかかったんですよね。メンバーさんも話してみると皆さん同世代っぽい感じで、特に共通の話題とかなくても喋れるムード感というか。
マイナスなイメージじゃないですけど、もっと俺ら違うんで、俺ら普通にかっこいいロックバンドなんでみたいな感じかと思いきや、「 あ、全然違う」っていう。そのギャップで、すごく合うな〜。で、ライブもお客さん同士もすごく合って。なんだろうこの意外な組み合わせの良さと思って。そんな感じで逆に大好印象なバンド。ほんとにこの2バンドぐらいなんですよね、2マンでメンバー同士も和気あいあいと話して仲良くなるって。僕ら友達少ないんで。
──今はもうお互いを潰し合うんじゃなくて、お互いに大きくしていく、といったお話がありましが、ここだけは負けたくない、ここは3バンドの中で1番すごいといったポイントはありますか。
ぶう なんだかんだたかじんはふざけてる感じですけど、めちゃめちゃ真面目に音楽に取り組んでるし、お客さんにも真面目に伝えようとやってるじゃないですか。夕霧さんなんて歌めちゃくちゃ上手いし、曲もめちゃくちゃいい曲なんすよ。 で、そういう意味では、そこで音楽人同士潰し合ってもらって。えんそくはエンタメに特化してますから。
2バンドのCD買って帰って、「どっちがあたし好みかな」って聞き比べると同時に、「いや〜えんそく1番動いておもろかったわ」っていうところで勝負していきたい。
音源の売り上げで負けても、ライブの見た目の盛り上がりで負けないよう、テーマに。そこはこだわってやっていきたいですね。
──それを受けてどうですか。じゃあ尽さん。
高橋 尽 そうですね。笑い声の量、エピソードトークの強さ。
夕霧 芸人やん(笑)。
ぶう ほら、もうここで今ぶつかってるでしょ。俺とたかじんが(笑)。
俺ら潰しあっちゃったら、夕霧さんの1人勝ちになるんだからね。
一同 (爆笑)。
高橋 尽 難しいですよね。さじ加減だから、俺の。俺がエンタメに行くか、歌に行くかによって勝つバンドが変わってくる。
ぶう 夕霧さん、なるべく楽屋で面白いこと起こさない方がいいっすよ(笑)。
夕霧 そっか、いじられるのか(笑)。
ぶう そうそう、エピソードトークをやられるんで。
夕霧 エピソードトークで消化するの(笑)。
ぶう それ楽屋の話であって、表に出さないでしょっていうとこも全部やってくじゃないですかこいつ
夕霧 そうなん。確かにそうだった。あぶね、忘れてたよ。
ぶう お前絶対言うなって言った。俺の体重の話したべ。
高橋 尽 さっきもしたよ。
ぶう しかも俺がいないとこで。
一同 (爆笑)。
高橋 尽 ツアーでもするよ。
ぶう するなよ(笑)。
──このお2方を受けて、夕霧さん、どうでしょうか。
夕霧 聞いてもらってわかる通り、2人がそのボケかツッコミかと言ったらもう強烈なボケなんで。
僕は強烈なツッコミでそこは行きたいっすね。
ぶう いや、それは夕霧さん勘違いしてるんですよ。俺ら3人の中で1番ボケなの夕霧さんですからね。
夕霧 え。そうなの?
高橋 尽 うん、そうだよね。
ぶう 夕霧さん天然だもんね。
高橋 尽 うん。俺ツッコミのは向いてるし。
ぶう そうだよね。
夕霧 たまに俺のこと天然っていう人いるんすけど。それね、そんなことないっすよ。
ぶう 不服なんすか。
夕霧 昔大先輩にも天然だよねって言われたけど、「ちゃうわ、ボケ」って脳内思ってたんで。
ぶう (笑)。
夕霧 別に今なんと言われてもなんでもいいけど、2人がすごいブルトーザーのようなトークをしてくるから、俺はそこで合間を縫ってツッコミというか、上手に入っていく。でもどっちにしてもトークで勝負したら多分勝てないんで(笑)。Daizyの楽曲はファミレスみたいに、中華があって、和食・洋食・デザート・ドリンクバー・サラダバーみたいな、なんでもあるのが売りで。敷居がそんな高くない。1曲も知らない状態で初めてワンマン来ても、絶対最後笑顔で帰れる自信がある。それとちょっと矛盾しちゃうかもしんないですけど、メインコンポーザーがドラムの風弥で、彼が音大出てるからDaizyStripperの曲って全部風弥フィルターを最終的に通って世に出てる曲しかなくて、楽曲的にすごくアンサンブルが整理されてる。
──美しさとかその辺りを曲からいつも感じるんですけど、やっぱそれはそういうところもあるんですよね。
夕霧 そうですね。なのでその辺の楽曲、僕あんま詳しくないんでそんな偉そうに語れないですけど、メロディの良さ。そのメロディを歌うボーカルの声の美しさ。その辺を堪能してもらえたら嬉しいですかね。
ぶう こんなミュージシャンみたいなインタビュー初めて聞きましたよ。
夕霧 いやいやいやいや(笑)。
高橋 尽 そんなことねえだろ。
ぶう 僕の方が間違ってたんですね(笑)。
そうですね、僕、こんなこと言ったらメンバーに怒られちゃいますよね。曲を作ってるメンバーに。
──でもさっきエンタメ力というのはお聞きしました。お2人もえんそくの曲は、ジェットコースターだったりゴーカートだったりと。
ぶう いまだにやっぱりライブを想定した曲作りみたいなところ、18年やってもありますよね。 初期の頃ってライブでこういう曲必要だよねみたいな曲作りすると思うんですけど、だんだん音楽としてもっとこうしたいよねって、作ってる時とやってる時の乖離が始まっていくじゃないですか。割とそこは最初の衝動で。ライブ見えねえ曲は採用しねえよみたいなところはあるかもしれないですね、えんそくは。
音楽を全く作らない僕がジャッジしてるんで。 曲を作ってこられても、「これすごいいい曲だけど、ちょっとライブでやってるとこ見えないな」っていうこともあるんで。やっぱライブで映えるというか、お客さんがいて乗ってて、その絵が見えて映えるみたいな、えんそくはそんなところがまだあるかもしれないですね。だから2バンドにいいバラードやられると辛いんですよね(笑)。 ラブソングみたいに言われると、「うわ、こういうムードいいな」って思いながら見てるんですけど。全然自分たちでやるとピンと来ないっていうのはありますね。
夕霧 ないものねだりだ(笑)。
──今回3マンに来られる方に向けて伝えたいことはありますか。
高橋 尽 マジで人っていつ死ぬかわかんないじゃないですか。だからいつその時が来てもいいように、たくさん今のうち楽しんでねって感じっすね。
夕霧 趣味って正直1個でも多い方が人生豊かになると思ってて。いろんな趣味があった方が選択できるじゃないですか。ていうのと一緒で、好きなバンドも1個でも多い方が、好きな曲も1曲でも多い方が、人生豊かになるだけ、プラスしかない世界だと思うんで。 この3マン見てもらったら人生豊かになることはもうほぼ確定スタートなので。来ない理由ありますか。って逆に聞きたいっすね。
ぶう いいっすよね。来ない理由あるか逆に聞きたいって。俺次のワンマンの時それ言いますからね。
高橋 尽 今の俺が言ったことにしてもらっていいですか(笑)。
一同 (爆笑)。
ぶう 3人で行ったことにしようぜ(笑)。
夕霧 俺ちなみに、「初めての人いますか」って手あげてその人と喋るみたいなのをずっとやってたんですよ。
「初めてで何で知ったの?」とか聞いて、「今楽しい?」って聞いて「楽しいです」。で、6月5日に川崎CLUB CITTA’で周年があって、後方ブロックの千円チケットがあったんですよ。
「めちゃくちゃ安いですよね」「安いです」「チェキ1枚と同じ値段ですけども、来ない理由ありますか?」って聞いたら、ほとんどの人が「行きます!」って本当に来るんですよ。
ぶう 勉強になります(笑)。明後日のライブから使っていきます。
夕霧 (笑)。
ぶう 夕霧さんが言った通り、好きなものはいくらあってもいいということで、もうこの3バンドのファンは動かないというか、 確固たる理由があってそれぞれのバンドが好きだと僕は思うんで。
若いバンドみたいに取り合いするんじゃなくて、いっつもイタリアンが1番好きでイタリアン食ってるやつも、うめえハンバーガ屋あれば行くし、うめえ蕎麦屋あれば行くし、イタリアンが1番好きって言ってもイタリアンばっか行ってるわけじゃないと思うんで、ここにえんそくで言えば、うまいちゃんこ屋あったなみたいな。たまにちゃんこが食いたいときはそこ行くかっていう感じでね。3バンドとも決めのワンマンとか記念のワンマンの時に、「おお、じゃああそこ面白かったら言ってやろうぜ」みたいな層が増える、すごくハッピーな3マンになるといいなと思っています。
高橋 尽 不倫の謝罪会見みたいな。
ぶう なぜ悪いように言うんだよ(笑)。
一同 (爆笑)。
夕霧 めちゃくちゃいいこと言ったじゃん、今「ぶうさんそれだよ!」と思ってたら不倫って言われた(笑)。
──今のお話聞いて、この記事を読んだ 行ったことない方が行ってもすぐ受け入れてもらえそうな。
ぶう もう全然ウェルカムですよね。
夕霧 聞きますよMCで。「3バンドとも興味ないけど、初めてMAKEを見てきた人いますか」って聞きますね。じゃあ。
──せっかくの3マンツアーなので。ツアーで楽しみだなとか、これやってみたいなみたいなことはありますか。ライブに限らずでも。
ぶう これは話していいことだと思うんですけど、がっつり打ち合わせられるメンツでの3マンなんで、曲一緒に歌おうよとか、オープニングトークやろうよとか。ただお互いの持ち時間だけバラバラにあってっていうものじゃないことを俺はやりたいって言ってるんですよ。
ぶう 夕霧さんもやろうやろうって言ってくれるんですよ。で、高橋尽がなんかめんどくせえなみたいな顔してくるんで(笑)。
そこをねじ伏せて、3バンドでより濃い絡みの3マンをやろうと思うんで、もう必見ですよね。ここでしか見れないものがある。
──そこは尽さん、ちゃんと最終的には乗ってくれるんですね。
高橋 尽 そうっすね。ぶっちゃけオープニングトークについては寝耳に水でしたね。
ぶう (笑)そんなことないね。絶対言ったもん。たかじんさんはメイクが間に合わなくなったら天の声スタイルで出ますからね。
高橋 尽 そうしましょうか。はい。
夕霧 間に合わない気満々じゃん(笑)。
ぶう 俺が急かします。最悪メイクさんに髪だけやってもらって、俺が顔やるからね。
「たかちゃん早く早く。俺が顔やるからって俺がアイライン引くから。ちょ、メイクさん髪やって。こいつの」って(笑)。
高橋 尽 面白い。ちょっとやって。今日ぶうちゃんメイクですつってね。
ぶう いいんだ!!
高橋 尽 ありっちゃありっすね。
ぶう ありがとう。そんな信頼してくれて。
──尽さんやりたいことありますか。
高橋 尽 やっぱサウナ巡りっすね(笑)。
──これは皆さんで。
高橋 尽 夕霧さん行きますか。どっか一緒に。
夕霧 大阪前乗りの日か。大阪終わりの名古屋到着の夜か。
高橋 尽 大阪終わり名古屋到着の夜だと俺もう酒飲んじゃってるから無理だから。
ぶう 店まで言ったら特定した人来ちゃうよ。 男ファンが。
高橋 尽 俺ファンにアウフグースされたことある(笑)。 終わった後、尽さんですよね。って言われてなる。
ぶう やだね、裸の付き合いした後、翌日ライブ会場で会うの。
高橋 尽 大阪一緒に行こうよ、3人で。
ぶう 俺が行くと、あのサウナの部屋狭くなっちゃうけど大丈夫?
高橋 尽 我慢する。ぶうちゃんはサウナ別に好きじゃない?
ぶう 俺ね、全然サウナ行ったことない。
いわゆるサウナがちょっとついてるみたいな、たまたまついてるみたいなとこ行ったことあるけど、サウナっていうものでやってるとこには行ったこと1度もないわ。サウナデビューだ。
──夕霧さんはどうでしょうか。
夕霧 ぶうさんが言ってた、えんそくと2マンした時も、オープニングトークが最初にあって。 普段Daizyのワンマンではオープニングトークなんてまずないから、お客さんも楽しんでくれてて。トークがあるおかげで、 ライブも1曲目からフルスロットルで、お互いにガツっといけるよねって。今回もそれがあって、普段やらないからこそやってみたいし。
えんそくさんと2マンした時にも、お互いの曲をお互いにボーカルだけ乱入してカバーするみたいな。僕らえんそくさんの『飛び出すメガネ』って曲やらせてもらったりして、めちゃくちゃ面白い。まじでジェットコースター乗ってる感じなんですよ。
HEROの曲もHEROの曲で、もうめっちゃ面白い。「カタクメー、カタクメー。トモダチツクッテカエレヨー、トモダチツクッテカエレヨー」って(笑)。
ぶう モノマネだ(笑)。
夕霧 その辺もやるのも含めて楽しみっすね。
──最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。
高橋 尽 さっきも話したんすけど、人はいつ死ぬかわかんないから、その1秒1秒を大切にして、楽しんでライブ来てほしい。
1秒1秒大事だからこそ、遅刻は絶対ダメですよね(笑)。
ぶう 皆さんの何秒無駄にしてしまったか。ほんとに申し訳ございませんでした!
一同 (爆笑)。
ぶう ほんとに大事な1秒の積み重ねを。私のせいで(涙)。
──ぶうさんはいかがですか。
ぶう たかじんさんがめちゃくちゃいいことを言った後に、宣伝で申し訳ないんですが。えんそくは今、毎月。地方に2か所ずつぐらい、47都道府県を2年で回るっていうすごいロングな企画をしています。
必ず皆さんの町に行きますんで、見つけた際には必ず来ていただきたい。せっかく音楽雑誌ということで、ちょっと音楽のことも。一えんそくはヴィジュアル系業界の中ではもう確実に、1番筋肉少女帯のフォロワーバンドだと思うんですよ。えんそくっていうバンド名は筋少の曲から来ていたりします。 コミカルなとこ、面白いとこで勝負はしてますが、聞き込んでいくとちょっとサブカルテイストで私小説テイストな、そういう大槻賢二の血みたいなものを感じていただけると思うので、そういうのが好きな方はもうぜひ、深くえんそくのCDも聴いてみていただきたいなと思います。
──夕霧さん、ラスト締めていただいてもいいですか。
夕霧 先日の17周年ライブが終わって、そこで色々と発表にしたんですけど、男限定、女限定の2デイズが町田で10月26、27日である。男限定ってDaizyはちょこちょこやってたんですけど、コロナで全くできなくて。久しぶりな男限定。女もそうですけど、個人的には男の子、 男限定だったら行けるみたいな方も多いと思うんで。一緒に裸祭りみたいなね、男同士だからできる、拳で語るみたいなことをやれたら嬉しいなと思っています。
それと、私事で恐縮なんですけども、実は父が他界しまして。思ったのは、結構花粉症の時の鼻水って自分の意思と関係なく出るじゃないですか。そんな感じで、起きたら泣いてるみたいなことがあるんですよね。
やっぱ時間かかるのかなとか思って、6月5日のCITTA’も、最後の最後にそれをファンの人に伝えて。それまでは、思い起こすような歌詞があるとちょっと危ないとか思ったんですけども、なんとか耐えて。最後ちょっと泣かせてもらったんですけど。思ったのが、やっぱりファンの人がいるから、悲しいことがあっても乗り越えていけるなっていうのは、本当にめちゃくちゃ感じて。17年やっても感じたし、自分の人生の中でね、すごく大きいトピックでも、ファンの人がいたから乗り越えられたなと個人的には思ってる。これからも皆さんいろんなバンドを、本当、人はね、たかじんも言ってたように、いつかなくなってしまうので、生きてるうちに一生懸命応援してもらえると後悔ないようにね。嬉しいなと思いますので…、3マン来ない理由ありますか?
Writer:藤村 栞里
【LIVE SCHEDULE】
DaizyStripper×HERO×えんそくV系3すくみ3マン 「V-Rock-Paper-Scissors〜無限あいこツアー〜」
2024.7.6(土)Yogibo HOLY MOUNTAIN
2024.7.7(日)名古屋 ell.FITSALL
2024.7.20(土)渋谷REX
OPEN 16:30 START 17:00
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